せっかくの品質を台無しにしないために、0.1℃単位で正確に水温をコントロールできる自社開発の低温殺菌装置で、高級な牛乳などで使用されている低温殺菌(パスツライゼーション)を行っています。

容器に充填された製品を低温殺菌します。

殺菌温度は目標となる糖度や製品のpH等などによって違います。

低温殺菌では一般に65℃、30分の加熱が基本ですが、この図から65℃、30分の加熱により、一般的な微生物の大部分が殺菌できることがわかります。

0.1℃単位で正確に水温をコントロールできる自社開発の低温殺菌装置です。
必要だけど、どこにも売っていない装置は社内で開発する。
それはメーカーとして大切な能力だと思います。

ナポレオンは遠征の際にワインが腐敗して飲めなくなる問題に悩まされました。ワインを高温殺菌すれば腐敗はしにくくなりますが美味しくありません。
そこで、細菌学者のルイ・パスツールに問題の解決を依頼しました。
もちろん軍事の専門家として、ワインだけでなくほかのさまざまな食品を最前線に送り出すための技術として、大きな意義があったはずです。

パスツールは、充分な歩留まりと味・香りなどの品質を両立できる温度と時間を見つけることを提案しました。
品質の低下を最低限に抑える殺菌の考え方が低温殺菌(パスツライゼーション)です。

現在でもパスツライゼーションの考え方は高級な牛乳・食材で用いら